プリズン・ブレイク(Prison Break)ネタバレあり 海外ドラマ

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プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク [DVD]

2000年代を代表するアクションドラマ

 

2000年代半ば、アクションサスペンスのドラマが全米で人気を博しました。その中でも特に人気が高かったのが、“24 -TWENTY FOUR”と“プリズン・ブレイク”、”LOST”でした。“プリズン・ブレイク”は当初、13エピソードで企画されたものでしたが、人気が高まったことから9エピソードが追加され、全22エピソードで完結する内容に急遽変更されました。人気の盛り上がりを受けて、プリズン・ブレイクはシーズン4まで続きます。

 

プリズン・ブレイクはシーズン毎にドラマの舞台が代わり、主要登場人物の置かれる立場も急変します。シーズン1の舞台はアメリカ国内の刑務所、シーズン2はアメリカ全土、シーズン3はパナマの刑務所、シーズン4はアメリカ西海岸フロリダというように目まぐるしく変化して、視聴者を飽きさせません。

 

また、FBI辣腕捜査官が次のシーズンでは受刑者になったり、連続殺人犯が優秀セールスマンへ変身したりと、意外性のあるシナリオになっています。ハラハラするストーリー展開や見ごたえのあるアクションシーンもさることながら、テンポが良く、度重なる場面展開が視聴者に受けたのではないかと思います。

 

ストーリーが目まぐるしく展開するプリズン・ブレイクなので、シーズン毎にストーリーを紹介しましょう。

 

シーズン1

 

主人公マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)の兄、リンカーン・バローズ(ドミニク・パーセル)が副大統領の弟を殺害した罪を着せられるところから、このドラマはスタートします。無実を訴えるリンカーンでしたが、死刑宣告をされフォックスリバー刑務所に投獄されます。無実を信じる弟マイケルは、リンカーンを脱獄させるしか助け出す術が無いと考えます。

 

マイケルは建築技師でフォックスリバー刑務所の建設に携わっていたため、刑務所内を熟知しています。マイケルは、自分の体に脱獄計画に必要な刑務所の図面や情報を彫りこみます。そして銀行強盗を企て、わざと逮捕されます。その結果、マイケルは見事フォックスリバー刑務所に収監されることに成功します。

 

フォックスリバー刑務所では、個性豊かな受刑者達がマイケルの脱獄計画に時に協力し、時には邪魔をします。様々な障害を乗り越えて、マイケルは脱獄計画の準備を進めます。刑務所内の医務室に勤務するサラ・タンクレディ(サラ・ウェイン・キャリーズ)に恋愛感情を抱き、最終的には彼女の協力で脱獄に成功します。当初はリンカーンだけを助ける予定でしたが、他に6人の受刑者が脱獄に成功します。マイケル、リンカーンを加えた8名は、のちに“フォックスリバー8”と名付けられます。

 

ストーリーのテンポが早く、見ていて飽きない内容なのですが、ちょっと立ち止まって考えてみると、ストーリーに強引さが目立つ点もあります。銀行強盗で捕まったマイケルが、リンカーンのいるフォックスリバー刑務所に投獄されるのは、ちょっと無理があるかなと思います。兄弟、しかも死刑囚の兄がいる刑務所に弟を送る選択肢は、ちょっとありえません。しかしドラマを見ている間は、そのような疑問が気にならないほど、手に汗を握る内容になっていると思います。また、次から次へとマイケル達に降りかかる難題を、見事に解決するストーリーは見応えがあります。

 

シーズン2

 

脱獄に成功したマイケル達は、それぞれの目的を果たすために全米へ散ります。マイケルとリンカーンは、囚人仲間のチャールズ・ウエストモアランド(ミューズ・ワトソン)がユタ州に隠した500万ドルを見付けに行こうとします。結局、ユタには“フォックスリバー8”の生き残りの面々が集まります。

吹き替え版で観ていると、ティーバッグの

「ゆったあ~っ!」

って、言い方が印象的でした。

 

埋められた500万ドルを見付けたマイケル達でしたが、“フォックスリバー8”の嫌われ者セオドア・バッグウェル – 通称ティーバッグ(ロバート・ネッパ―)に持ち逃げされてしまいます。

 

マイケル達に脱獄された政府は、名誉挽回のためにFBIを捜査に当たらせます。FBIの中でも、高い知能を誇る辣腕捜査官アレクサンダー・マホーン(ウィリアム・フィクナー)が捜査を指揮します。マホーンはマイケルが脱獄の主犯であることに直ぐに気付き、マイケル達を追い詰めます。天才マイケルと天才マホーンの頭脳対決が繰り広げられますが、常にマイケルが一歩先を行き、間一髪で逃げ続けます。

 

リンカーンが着せられた副大統領の弟殺しの冤罪は晴れます。そしてマイケルと共に実質無罪を勝ち取ります。しかし、今回の冤罪事件の裏には、秘密組織カンパニーの暗躍がありました。結局、マイケルのみならず、カンパニーに存在が邪魔と見なされたマホーンまでが罠に嵌められて、パナマの刑務所に収監されてしまいます。

 

シーズン2の見どころは、何と言ってもマイケルとマホーンの頭脳合戦です。マホーンが驚異的な頭脳を働かせ、マイケルの作戦をズバリと推理します。追いかけるマホーンの動きを読んでそれをかわすマイケルとの攻防戦は、見ごたえ十分です。マホーンを演じるウィリアム・フィクナーの渋い演技は真に迫っており、ストーリーに引き込まれます。

 

ストーリー展開も意外性があり、驚きの連続です。まさかリンカーンが無罪を勝ち取って、FBI捜査官のマホーンが刑務所送りになってしまうとは。そして何より影で糸をひくカンパニーがその姿を見せ始めます。目の前の敵より、マイケル達は見えない敵に翻弄される点が見どころです。

 

シーズン3

 

パナマのSONA刑務所に投獄されたマイケルは、マホーンやフォックスリバーの元看守ブラッド・ペリック(ウェイド・ウィリアムズ)と出会います。彼らもカンパニーのせいで投獄されていたのです。カンパニーがマイケルを投獄されるように仕向けたのには、理由がありました。SONA刑務所に投獄されていたジェームズ・ウィスラー (ジェイソン・デイビス)を連れて、脱獄させるためでした。

 

囚人のマホーンやペリック、塀の外にいるリンカーン達の協力を得て、マイケルはウィスラーを連れて脱獄することに成功します。しかし脱獄に成功したマイケルを待っていたのは、最愛のサラが死んだとの知らせでした。自分のせいでサラはカンパニーに捉われ、殺されてしまったことを知ったマイケルは、自分を責めます。

 

シーズン3の見どころは、またしても刑務所送りになり、脱獄を命じられたマイケルの活躍ぶりです。無法地帯のSONA刑務所で、囚人のボスと互角に渡り合い、見事脱獄に成功する経緯はハラハラドキドキの連続です。1つの問題が解決すると、もっと深刻な問題にブチあたるマイケルが、次々と難題を解決していきます。

 

また、人間模様に興味を惹かれます。FBI捜査官で悪人を長年追っていたマホーンは、実は精神的に破たんしていて薬なしには平常心を保てません。薬が手に入らない環境下、囚人という立場のマホーンの心理状況の移り変わりに注目です。また、カンパニーが遂に表に出てきてマイケル達に牙を剥きますが、カンパニーのえげつなさが際立ちます。

 

シーズン4 (+ファイナル・ブレイク)

 

遂に最終シーズを迎え、カンパニーとの全面対決となります。マイケル達が本当の自由を得るために課されたことは、カンパニーの心臓部であるスキュラというシステムを奪うことでした。一度はスキュラ奪取に成功するマイケル達でしたが、身内の裏切りでスキュラは他の人間に渡ってしまいます。その人間とは死んだはずのマイケルとリンカーン兄弟の母親クリスティーナ・ローズ・スコフィールド(キャスリーン・クインラン)でした。

 

子供の頃、2人を捨てたクリスティーナは、スキュラをマイケル達に渡しません。それどころかスキュラを守るために2人を殺害しようとします。結局、スキュラを奪取したマイケル達は自由を得ますが、大きな代償を払います。マイケルを殺害しようとしたクリスティーナを撃ち殺したサラは、殺人罪で投獄されます。投獄されたサラを助け出すために、マイケルは自分の命を犠牲にしてストーリーは終わります。

 

母クリスティーナの登場で、マイケルとリンカーンが実の兄弟ではないということが判明する展開は予想外でした。確かに2人は余りにも違いタイプのキャラクターなので、言われてみれば納得です。それにしてもカンパニーの面々は見事な悪役ぷりでした。特にカンパニーの支配者であるジョナサン・クランツ将軍(レオン・ラッサム)は、悪の権化ぶりを発揮して暴れまわります。最後には電気椅子に送られますが、見ている方は爽快感を感じます。

 

シリーズを通して災難の連続がマイケルに降りかかりますが、優れた頭脳で全てを解決するマイケルの行動は見事でした。

何度見ても個人的に一番印象に残っているのは

プリズン・ブレイク シーズン4 #9「大いなる成就」

で、ベリックが仲間の為に死んでしまうシーンです。割と性根が汚くて小心者なイメージでずっと登場しいたのですが、最後は家族を持つ仲間のために死を賭して闘うのです。

PrisonBreak

感動したっ!

でも、このドラマシーリーズで一番のお気に入り俳優はティーバッグ(セオドア・バッグウェル)役のロバート・ネッパーですね。

このドラマの後もありとあらゆるドラマや映画に出てますね。

最近見た、「Hawaii Five-0」にも出てました。

プリズンブレイクのスピンオフドラマ「ブレイクアウトキング」にもティーバッグで出てました。

 

 で、実は私。今現在もリアルタイムにプリズン・ブレイク観てます。もう、これで4回目ぐらい?

特別理由はありませんが、毎回吹き替えで観てます。

海外ドラマ見始めたころレンタルDVDを再生するときに吹き替えで字幕表示で観ていたのでそのくせでしょうか。結構便利なんですけどね。字幕版だけだと片時も目を離せないし、吹き替え版だと「ぼそっ」としゃっべた時に聞こえづらくて、巻き戻しして見直さないといけなかったので便利でした。

年末年始特集で、AXNでプリズンブレイク一挙放送やってました。

以前は確かFOXでやったのですが。

それをHDDに録画しておいたのを正月明けからずっと観てたわけです。ところが気が付くと一挙放送とは名ばかりでシーズン2までしかやってませんでした。(後から気が付きました)

ほとんど詐欺ですね。

たまたま私の場合はhuluも契約しているので、続きはずっとhuluで観ています。

昨日見たのがシーズン4の21話「究極の選択」物語はいよいよ佳境に入いります。

数年ぶりに見ると細かいところは覚えてないので、新鮮なので残りエピソードわずかですが楽しみです。

そういえばプリズン・ブレイク。

12話構成の限定シリーズで復活するとかどうとか。

12話構成で製作された『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』は面白かったけど、「HEROES」のリブート版ミニシリーズはhuluで途中まで観て挫折してしまいました。

どうなんですかね?

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