HOMELAND/ホームランド

HOMELAND/ホームランド シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

イスラエルドラマの大ヒット リメイク版

アメリカでも他国で人気を博した映画やドラマのリメイク版が話題を呼んでいます。少し古い話ですが、日本でも一世を風靡した“リング”がアメリカでリメイクされています。リングは大ヒットとはいかなかったようですが、ドラマの世界ではリメイク版が大ヒットしています。北欧で制作された、“ザ キリング (The Killing)” や”ザ ブリッジ( The Bridge)”のリメイクは全米で人気ドラマとなりました。しかし一番のヒットは、イスラエルで制作された“Hatufim ( Prisoner of War ) “をリメイクした“ホームランド (Homeland) “ だと思います。

アメリカのドラマゆえに、製作費もふんだんに使えたため、アクションシーンなども迫力を増したホームランドのあらすじについて、紹介したいと思います。

イスラム テロリストがアメリカに上陸

アメリカ軍がサダム・フセインを倒すためにイラクへ侵攻した2000年代前半、アルカイーダに拘束されたアメリカ兵達がいました。その多くは拷問を受けて処刑されたとされ、帰還できるものは僅かでした。アルカイーダ撲滅のため、デルタフォース(アメリカ陸軍・特殊部隊)がアルカイーダのアジトを襲撃した際、8年前にアルカイーダに拘束されたニコラス・ブロディ軍曹を発見します。8年間もの間、捕虜として過ごしたブロディはデルタフォースに救出され、アメリカへ帰国します。アルカイーダの拷問や捕虜生活に耐えたブロディは、英雄として迎えられます。

しかしその一方で、CIAはブロディがアルカイーダに洗脳されて、アルカイーダのスパイとしてアメリカに送り込まれているのではないかと疑いを持ちます。CIAのエージェント、キャリー・マティソン(クレア・デインズ)はブロディが救出される直前にイラクに居ました。イラク側の内通者からアメリカ兵の捕虜がアルカイーダ側に寝返ったという情報を聞いていました。

米国の英雄として帰還したブロディに対し、捜査をすることはCIAと言えども困難でした。キャリーは内通者の言葉を信じ、違法行為まで犯してブロディを調査します。暴走するキャリーを捜査から外そうとテロ対策司令官のデビッド・エスティース(デビッド・ヘアウッド)はしますが、キャリーの元上司で中近東部門の責任者ソール・ベンソン(マンディ・パティンキン)は、彼女を庇います。

キャリーはブロディに接近し、数々の情報をCIAへ提供します。キャリーはブロディがアルカイーダの幹部アブ・ナジールに洗脳され、アメリカでテロを起こすと確信します。ワシントンの政界は、CIAとは全く逆の動きをします。国民に人気のあるブロディを下院議員に担ぎ出します。下院議員に当選したブロディを、テロリストだと確信するキャリーは危険人物視されます。そう鬱病を隠してCIAの任務を行っていたキャリーは一時、CIAの職を解かれます。

CIA本部で爆破テロが発生

ブロディを怪しんでいたソールは、捜査のためにキャリーの力が必要だと考え、彼女をCIAへ復帰させます。ブロディに接近して捜査をするキャリーは、ブロディに好意を抱きます。今までとは変わって、ブロディの潔白を信じたいと強く思ったキャリーは、CIAの捜査を結果的にかく乱します。

そしてCIAで式典が行われた日、CIA本部で爆破テロが起こります。事件の直前、“自分はイスラム教徒に転向し、罪もないイスラム市民を殺害するアメリカを許さない”というビデオメッセージを録画していたブロディが犯人とされます。

CIA本部にいたキャリーとブロディは一命を取り留めます。キャリーはブロディに偽のパスポートを用意し、国外に逃亡させます。その後、キャリーはブロディと親密な関係になったことが明らかになり、精神病院へ入れられます。この告発をしたのは恩師ソールでした。

しかし、それはイラクの幹部をおびき出させる罠の1つでした。やがてイラクの諜報機関の副長官であるマジド・ジャハディは、ソールの罠に掛かり、アメリカのスパイとして活動を余儀なくさせられます。

その頃、南米に逃れたブロディでしたが、薬物中毒の廃人状態にありました。CIAはブロディを確保して、スパイとしてイラクへ送り込ませます。イラク側に転向したブロディを使い、邪魔なイラク要人を殺害させるためでした。要人殺害は成功しましたが、ブロディは警察に捕まり、絞首刑になってしまいます。

その後もキャリーは場所をパキスタンやドイツに舞台を移し、テロリストと戦いを続けます。

自分の感情に素直に行動する主人公

このドラマの魅力は、何と言ってもキャリーの暴走気味の行動です。そう鬱病の影響もあるとは思いますが、自分の感情に素直に行動し、周囲を巻き込んでいきます。組織としての命令に背き、その勝手な行動のお陰で多くの仲間を危険にさらします。そのことを非難されても、自分勝手な理屈で自己正当化をする姿には、驚きの連続です。

キャリーの意表を突く行動のお陰で、視聴者はハラハラドキドキの連続です。流石にここでその行動は無いだろうと、思わず突っ込みたくなるような行動を何の躊躇いもなく行う姿に、釘づけになります。

また脇役も渋い演技でキャリーの魅力を高めます。哲学者のようなソールを演じるマンディ・パティンキンは、“クリミナル・マインド”で演じたジェイソン・ギディオンを上回る演技力を発揮します。またキャリーの同僚ピーター・クインを演じるルパート・フレンドは、陰のあるCIA工作員を、上手く演じています。強烈な個性を発揮するキャリーを
いぶし銀の脇役が脇を固める“ホームランド”は、現在もシリーズを重ねており、必見のドラマだと思います。

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