UQ mobile(格安スマホ・SIM)レビューをご紹介します。
UQ mobileの品質について
現在日本で販売されているMVNOの多くがNTTドコモの通信回線を借りてサービスを提供しており、NTTドコモのスマホをすでに持っている人であれば格安SIMへの移行がしやすい一方で、auユーザーやソフトバンクユーザーは新しく端末を購入する必要があるので、格安SIM移行へのハードルがやや高いと考えられがちです。
現状、ソフトバンクユーザーが格安SIMへ移行する場合にはスマホ端末をそのまま流用することは出来ませんが、auユーザーであれば数は少ないもののauの回線を借りてサービスを提供しているMVNOもあるため、端末を流用して格安SIMの利用を開始することが出来ます。
auの回線を借りてサービスを提供している数少ないMVNOの一社であり、私が利用をお薦めするのがUQ mobileの格安SIMとなります。
UQ mobileはauの親元であるKDDIの系列会社がサービスの運営と提供をしているので、格安SIMサービスの中でも屈指の使いやすさと通信品質の高さを誇っています。
私自身がUQ mobileの格安SIMを実際に使用してみて感じたことを他社の格安SIMと比較しながら解説していきます。
1:UQ mobileの通信品質
通信エリアがauとほぼ一緒という情報を得ていたので、最初から期待値は高かったのですが、期待通りの通信品質だと実際に使ってみて感じました。
私は九州の山間部に出かけることがあるのですが、山間部のような電波が届きにくい場所であってもちゃんと電波が届いていて問題なく利用ができます。
auユーザーがUQ mobileに乗り換えをしても電波の届き具合でイライラすることは皆無だと思います。
2:UQ mobileの通信速度
私がUQ mobileのSIMをお薦めしたい一番の理由は通信速度の安定性にあります。UQ mobileの実測値をスマホの速度計測アプリを使用して1日に5回、朝の7時から夜の12時までの時間で計測を行ったのですが、いずれの時間でも安定した速度を観測することができ、速度の平均値は約8Mbpsでした。
注目すべきは速度の安定性であり、一番遅い時間帯の値が約7Mbpsで一番早い時間帯の値が約9Mbpsと時間帯によって殆ど速度にバラつきが見られなかったのです。
他社の格安SIMの場合は朝の出勤ラッシュの時間帯やランチの時間帯、ディナータイムには極端に速度が低下してしまうという減少がよく見られましたが、UQ mobileの場合は極端に速度が低下してしまうことがなく、とても快適にネットができました。
3:その他のメリット
他社の格安SIMの場合は、SMSを使いたいという場合には別途オプション料金を支払う必要があるのですが、UQ mobileの場合基本プランにSMSが組み込まれているのでオプション料を支払わずにSMSを使うことができます。
セルスタンバイ問題の解消やSMS認証を必要とするアプリを使うためにSMSオプションは需要の高いサービスなので、このサービスが追加量不要で使えるというのはかなり大きなメリットだと言えますね。
4:総評
UQ mobileは無料でSMSが利用できる上に通信の品質も通信速度の安定性も筆者が知るかぎりでは最高クラスの格安SIMの一つだと言えます。
難点を挙げるとすれば選択できるデータ通信プランが1ヶ月あたり3GBのプランと無制限プランの2種類しかないこと、そして最新のiOSには対応していないためiPhoneやiPadの利用がしにくいといった点でしょうか。
しかし、細かくデータ容量を設定して契約したいという人でなければ、特に問題ないでしょうし、アンドロイド端末を使おうとしている人ならiOSの問題も関係ありません。
auユーザーが初めて使う格安SIMとしては絶対的にお薦めできますし、SIMフリー端末を新規に購入して格安スマホを利用しようとしている人にもお薦めの格安SIMです。
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