シーズン3 1話 トロール・ファーマー
エリザベス・キーンがレイモンド・レディントンと一緒に逃げるシーンからスタートするシーズン3。
キーンの相棒であったドナルド・レスラーと、サマル・ナヴァービ、アラム・モジタバイがキーンを捕まえるべく捜査を行います。キーンとレディントンはレディントンの仲間のサポートもあり、警察の服装に着替え、仲間のサムの店へとたどり着きます。
サムの店の隠し部屋に行こうとすると、思いがけない人がその家にはいました。それがサムの姉のティファニーです。ティファニーは、まさか指名手配の2人が来るとは思わず、2人にばれないようにFBIに通報します。FBIが駆け付けるのがわかったレディントンですが、店の外に出るのには時間がないと判断し、隠し部屋に戻ります。キーンの相棒であったドナルドが店に到着するも、キーンやレディントンの姿が見えず、帰ろうとした時、地下の隠し部屋から電話が鳴る音が聞こえました。地下の隠し部屋までのドアを見つけ、突入した時には、キーンとレディントンはいなくなっていました。捜査が出直しになったときと同じころ、レディントンの側近であったデンベの娘の家に知らない男が入ってきて、娘の子どもをあやしていました。その男は「父親を出せ」と言ってきました。そして娘の子どもは連れ去られてしまいました。
その間FBI元局長であったハロルド・クーパーのところに新FBI臨時局長がやってきて、キーンのことをかばったのではないかと責められます。責められても決して本音を語ろうとしないハロルドを見て他の捜査員にも聞き込みをしました。ハロルドには、やるべきことをすればいいという信念があったのです。
レディントンはトロール・ファーマー、すなわち「ネットを荒らす人」という人に救いを求めに行きます。トロール・ファーマーであるチャンの隠れ家につくと、そこには多くのアジア人がいました。チャンたちは早速、キーンの写真を撮影し、デマの情報をSNS上にアップしました。デマの情報の目的は、FBIに「キーンとレディントンは南に向かっている」と信じさせることでした。そのことに気付いたドナルドは「北」に捜査網を広げるよう指示します。レディントンはその捜査網が張られる前に逃げ出すことができたのですが、キーンを乗せた車は捜査網が強固になっているときに来たため、逃げ出すことが不可能でした。そこでレディントンはドナルドに電話を掛けます。内容は「チャンというブラックリストを教える。その代りにキーンのことを信じてほしい」ということでした。そしてレディントンはキーンにも電話をかけます。とにかく逃げてほしいという内容でした。キーンのお母さんも決して捕まる人ではなかったという旨を伝えると、キーンはあるアイディアを思いつきます。
そのあるアイディアはキーンの相棒であったドナルドにも思いつきます。ドナルドはキーンが逃げてくるだろう場所に向かいます。しかし、キーンを見つけて追いかけますが一歩遅く、キーンは「ロシア大使館」に逃げ込みました。そしてロシア大使館の塀の外にいるドナルドを見つめながら「私はマーシャ・ロストヴァ。」と言うのでした。
シーズン3の1話目から、ドキドキハラハラする内容とテンポの良いストーリー感を感じました。FBIのキーンの元同僚たちや上司の間で「キーンを信じるか否か」という感情のぶつかり合いがあり、次話以降のFBI内の人間関係も楽しみです。レスラーたちがキーンを追いますが、いつもギリギリのところでキーンがつかまらないというチェイスが見どころです。また、デンベの問題も新たに増え、キーンとレディントン、FBIそしてデンベの三方向の展開が今後のブラックリストの行方を担っていくことでしょう。
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