mineo(マイネオ)ドコモ・auどちらでも使えるおトクな格安スマホ(SIM)

「mineo」マイネオ スマホ、パソコン
mineo(マイネオ)格安(SIM)レビューをご紹介します。

 

遊び心のあるユニークなサービスが特徴のmineo

以前から「携帯電話料金が安くなる」らしい格安SIMのことが気になっており、mineoも選択肢の一つでした。しかしながら、格安SIMを提供している会社は非常に多くあり、月額料金などもある程度横並びとなっているため、一つに絞り込むのには苦労しました。

そのような激戦区となっているなかでmineoに決めたのは、他の格安SIM業者にはあまりみられないような、ユニークなサービスを提供しているという点が魅力的だったためです。まずは回線についてですが、多くの格安SIM業者ではNTTドコモのネットワークのみを提供しています。しかしmineoの場合、申込時にNTTドコモのネットワークだけではなく、auのネットワークを選択することもできるようになっています。つまり、日本の大手携帯電話会社3社のうち、2社のネットワークから選択することができるのです。そのため、ドコモよりもauのほうが通信環境がよい地域に住んでいる場合や、auの端末に格安SIMを入れたいという要望にも応えてくれます。逆に、特に山間部はドコモのネットワークが強いと言われているため、アウトドア好きな方はドコモのネットワークを選ぶというように、自分に合ったネットワークを選択することが可能となっています。ちなみに、料金プランについてはドコモ・auのどちらの回線を選択してもほとんど同水準となっていますが、090の音声通話をつけるとauプランの方の月額料金が90円安くなります。auの回線を提供しているという強みを活かして、他の格安SIM業者があまり取り扱っていない、au向けに開発されたスマートフォンなどを分割購入できるのも魅力です。

また、他にもユニークで遊び心のあるサービスを提供しているのがmineoの特徴です。例えば、「フリータンク」と呼ばれるサービス。これは、mineoを使っているユーザー全体に対して一つだけ割り当てられている、巨大なデータ容量のタンクのようなものです。mineoを契約しているユーザーであれば、誰でも自分の残容量からデータ容量をフリータンクに移行することができます。ユーザーの善意で溜まっていったフリータンクは、毎月21日からその月の終わりまでの間、誰でも引き出すことができるのです。データ容量が余っているユーザーがフリータンクに自分の容量をシェアし、データ容量が不足しそうなユーザーはそこからデータ容量を分けてもらうことができる、という制度です。フリータンクに入れたり、フリータンクから出したりする時にはコメントを残すことができるようになっているため、そこからコミュニケーションが生まれるのもmineoのユニークさです。

また、mineoには「チップ」と呼ばれるサービスもあります。「チップ」は、外国においてレストランなどでサービスを受けた際に、店員に対して感謝の意を込めて支払うものですが、mineoにおいてはmineoの設置しているコミュニティサイト「マイネ王」において、質問に回答してくれたりや役に立つ情報を提供してくれたりしたユーザーに対して、10MB単位のデータ容量をチップとして贈ることができるようになっています。自分のデータ容量をチップとして贈ることによって、ちょっとした感謝の気持ちを伝えることができます。

「フリータンク」・「チップ」に共通する特徴は、mineoを利用しているユーザー同士でコミュニケーションをとることができる、という点です。通信会社とユーザーというつながりだけではなく、ユーザー同士のつながりも重視するというmineoの考え方こそが、他の格安SIM会社にはないサービスを生み出しているのではないかと感じています。


 

 

mineoへの乗換と感想

まず料金面の感想になりますが、私は10年以上使用していたauからmineoに乗り換えました。乗り換えた理由としては、新規契約者の割引ばかり行い、古くからのユーザーを軽視していたため、私の場合スマートフォンに月額7000円以上もかかっていたためです。mineoに乗り換え後は、月512MBの容量で音声付きという契約で、月額1500円程度となり、かなり安くなったことに満足しています。また、乗り換え時は必要事項をwebで打ち込んで確認書類を写真で撮って送るだけだったため、通常の通信キャリアの契約と比較して非常に簡単で良かったです。

乗り換え時の端末についてですが、私はau時代のものを使用して乗換えしました。auやdocomoからの乗り換え時の端末設定が多少複雑ではあるもののホームページにきちんと記載されていて、動作確認端末ごとに指定された設定ですぐに使用できたため、対応機種であれば誰でも特段迷うことなく乗り換えできると思います。

mineoの使い心地については、正直言って全くauの時と変わらず、通信面においてもサービス面においても問題は起きておらず満足しています。3G通信がなくなりLTE通信のみとなりましたが、むしろ3Gの電波を拾ってこない分3Gに切り替わることが少なくなり、より快適に高速通信ができています。そのうえ、その月の通信量や利用料金について、公式のマイページで細かく確認できるため、むしろサービスとしてはauの時より向上していると思います。

また、専用のアプリで高速通信を使用しない帯域制限が簡単に設定可能で、電車や車での移動中など、Eメールの受信程度で高速通信が必要ないときに設定することで、高速通信の容量を温存できるため非常に重宝しています。auの時には勝手に高速通信でアプリの更新などされた時に、一気に高速通信の容量を食われていました。帯域制限時の通信速度についてですが、公式では200kbpsと言われていますが、実際に測定してみたところ400kbps程度出ているので、ブラウザを開いても特段遅いという感じはせず普通に使用できました。

メールアプリに関しては、通常のPCメールと同じようになってしまいましたが、スマートフォンの標準メールアプリにPOP3などで割り当てることで、以前と変わらないようにメールできているため、特段問題とはなっていません。

留守番電話などのサービスについてですが、これはauの時と月額使用料もかわらず、ほとんど同じサービス形態だと思います。音声ガイダンスなども充実しており、使用において迷うことはありませんでした。

他ユーザーとの通信容量のシェアについてですが、これは余ってしまったパケットを他ユーザーにあげたりもらったりできて、パケットの保持期限も伸びるため非常に重宝しています。auの時はいくら余ろうが次の月にはまたリセットされていたため、非常に満足しています。

LaLa CallというIP電話アプリについてですが、mineoの利用者は月額基本料金が無料で、一般の固定電話への電話料金は3分8円、スマートフォンや携帯電話への電話料金は1分18円、アメリカへの国際電話は1分6円と、一般的な光電話やIP電話の基本料金をなくしただけのような感じで使用できるため、非常に安く満足しています。また、音声についてはIP電話ということもあり、初めはノイズ問題が起こるだろうとある程度覚悟をしていたのですが、LTE通信のためか非常に高音質でした。ちなみに、帯域制限時にも使用したところ、多少音質が下がったと気はしましたが、ノイズが走るといったこともなく普通に使えたため、よほど通信環境が悪い場所にいない限りは問題なさそうでした。

 

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